ヤマト便が廃止されて、FBAへの納品送料が一気に重くなった。
当時、せどりをしていた人なら、この痛みはよく分かると思います。
ヤマト便は、複数の荷物をまとめて送るほど送料を抑えやすく、条件によっては160サイズの段ボールを1箱あたり数百円台で送れることもありました。
僕も「今まで廃止されなかったのがおかしいくらい安い」と感じていた配送方法です。
廃止された時、僕が次の選択肢として考えたのが、Amazonのフルフィルメントセンターへトラックで納品する方法でした。
ただし、今のルールで考えると「トラックを買えば誰でもそのまま持ち込める」という話ではありません。納品予約や荷卸し条件があり、物量によってはFBAパートナーキャリアや運送会社との契約を使った方が安く、簡単な場合もあります。
先に伝えたい結結論
Amazonへのトラック納品は大量の商品を継続的に送る人には選択肢になります。しかし、少量納品の人が送料だけを見てトラックを購入すると、車両代、燃料代、保険、車検、人件費で逆に負担が増える可能性があります。
ヤマト便は2021年10月に廃止された
ヤマト運輸のヤマト便は、2021年10月3日の荷受け分をもって廃止されました。

その代わり、宅急便に180サイズと200サイズが追加されています。
大型の商品を送れる選択肢は残りましたが、せどらーが困ったのは「送れるかどうか」より、FBAへ大量納品した時の送料です。
まとめるほど安くなりやすかった
複数口をまとめて送ることで、1箱あたりの送料を大きく抑えられることがありました。
1つの配送方法へ固執しない
納品数、箱の大きさ、納品頻度、倉庫までの距離で配送方法を使い分けます。
ヤマト便の代わりになるサービスを1つ探すだけでは、以前と同じ送料には戻りません。
ここからは「宅配便で送る」「運送会社と契約する」「トラックでまとめて納品する」という複数の方法から、自分の物量に合うものを選ぶ必要があります。
Amazonへのトラック納品は現在もできる
Amazonのフルフィルメントセンターには、パレット輸送やトラック配送で商品を納品する方法があります。

僕がこの記事を最初に書いた時は、「長く使うならトラックを購入し、自分でAmazonへ納品する」という考え方を紹介していました。
大量の段ボールを毎回宅配便で送るより、自分でまとめて運んだ方が送料を抑えられる可能性があるからです。
考え方そのものは今でも使えます。
ただし、現在のAmazon公式案内では、トラック納品には専門の配送会社による配送予約が必要です。フルフィルメントセンターでの荷卸しも配送会社のドライバーが行う条件になっています。
トラックを購入するだけでは直納品できない
Amazon側の納品プランを作成し、商品・輸送箱ラベルを準備したうえで、配送会社がCarrier Centralから納品予約を行う必要があります。一般の出品者が予約なしで倉庫へ持ち込む方法ではありません。
過去に作成したFBA直接納品資料
こちらは記事を最初に作成した当時の資料です。現在の納品予約、配送会社、ラベルなどの条件は変更されるため、実行前にセラーセントラルの最新案内を必ず確認してください。
ヤマト便廃止後に考えられる3つのFBA納品方法
送料を抑える方法は、トラックの購入だけではありません。
僕なら、最初から大きな固定費を背負わず、次の順番で比較します。
FBAパートナーキャリア
セラーセントラルの納品手続きから利用できる配送方法です。現在は日本郵便を選択する案内があり、輸送箱の寸法と重量を入力して料金を確認できます。
運送会社との法人契約
毎月の発送数が増えたら、宅配会社や運送会社へ物量を伝えて見積もりを取ります。発送数や集荷条件によって料金が変わります。
パレット・トラック納品
大量の商品を継続的に納品する人向けです。専門の配送会社、納品予約、荷卸し条件まで含めて手配します。
| 納品方法 | 向いている人 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| FBAパートナーキャリア | 納品数が少ない人、まずFBAを始めたい人 | 見積もり金額、サイズ・重量条件、利用要件 |
| 運送会社との法人契約 | 毎月まとまった箱数を発送する人 | 月間個数、集荷条件、地域、サイズ別料金 |
| トラック・パレット納品 | 大量在庫を継続的にFBAへ送る人 | 配送会社、予約、荷卸し、パレット、納品先 |
Amazonでは納品プランごとに納品先が決まります。
いつも自宅から近い倉庫になるとは限らないため、「近くのAmazon倉庫まで自分で運べば安い」という計算だけでは判断できません。
トラックを購入する前に計算する費用
宅配便の送料だけを見ていると、トラック納品はかなり安く感じます。
ただ、実際には車両代以外にも費用がかかります。
- トラックの購入費またはリース料金
- 自動車保険、税金、車検、修理費
- 燃料代、高速道路料金、駐車費用
- 積み込み、運転、荷卸しにかかる人件費
- 納品先まで行った後の帰りの時間と費用
- 専門の配送会社へ依頼する場合の運賃
- パレットや梱包資材の費用
×
年間の納品回数
−
車両・維持・人件費
年間で本当に残る金額を比較する
例えば、1回の納品で数千円安くなっても、トラックの維持費や自分の作業時間を含めると赤字になることがあります。
反対に、毎週大量の段ボールを発送していて、配送会社とトラック納品の条件を組めるなら、年間では大きな差になる可能性があります。
送料ではなく納品全体のコストを見る
配送伝票に書かれた金額だけではなく、梱包、集荷待ち、積み込み、移動、荷卸しまで含めて比較します。自分の時間を0円で計算すると、安いように見える方法を選びやすくなります。
Amazonへのトラック納品が向いている人
トラック納品は、FBAを使うすべての人に向いているわけではありません。
次の条件が複数そろってから、具体的な見積もりを取る方法だと僕は考えています。
納品数が月によって大きく変わる
副業で納品量が少ない、箱数が安定しない、納品先によって仕入れ利益が消える段階では、固定費を持たない方法が安全です。
大量納品が毎月続いている
定期的に大きな物量があり、宅配便の年間送料が見えているなら、法人契約やトラック納品と数字で比較できます。
- 直近3か月のFBA納品箱数と送料を集計する
- FBAパートナーキャリアの料金を確認する
- 複数の運送会社へ同じ条件で見積もりを依頼する
- トラック納品の予約・荷卸し対応ができる会社を確認する
- 年間費用と自分の作業時間を比較して決める
納品条件は実行前に再確認する
Amazonの配送会社、納品予約、ラベル、パレット、荷卸し条件は変更される可能性があります。過去のブログやPDFだけで判断せず、納品を作成する時点のセラーセントラルを正本にしてください。
ヤマト便廃止後は配送方法を使い分ける
ヤマト便は、本当に使いやすい配送方法でした。
廃止された時に「これから送料をどうすればいいんだ」と嘆きたくなる気持ちは分かります。
でも、利益を守る方法はトラックの購入だけではありません。
納品数が少ないうちは、FBAパートナーキャリアや通常の宅配便を比較する。
箱数が増えたら法人契約の見積もりを取り、大量納品が継続するようになってからパレット・トラック納品を検討する。この順番なら、送料を下げるために大きな固定費を抱える失敗を防げます。
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