目次
この記事の目的
古物商はどんな時に必要なの?
古物商を取得して何ができるの?
古物商の取得方法は?
こういった内容を物販をやり始めた方から聞かれることが多かったのでブログを記載しました。
この記事をみることで古物商の取得方法から必要な区分、古物商を手に入れてからできることについてわかりやすく解説していこうと思います。
注意事項
古物商は管轄の市区町村によって内容が異なりますので必ず自分の古物商を取得する管轄の警察署と話しながら取得を進めてください。
古物商とは?
簡単に1言で表すと古物(中古品)を販売する資格
知らない方が多いんですが、古物商は日本にしかありませんので持っているだけで海外の取引先から優遇されます。
アメリカではガレージで無資格の方が車を販売していることも、、、、。
物を販売する時に必要な資格にはなるんですが、古物商が必要なケースと不要なケースがありますので紹介します。
古物商が必要なケース
- 古物を買い取って販売
- 古物を買取して修理して販売
- 古物を買取して部分的に販売
- 古物を買い取らず、売った後に手数料をもらう
- 古物を別のものと交換する
- 古物を買い取ってレンタルする
- 国内で買った古物を国外に輸出して売る
- 上記の行為をインターネットで行う
売った後に手数料をもらうことも古物商が必要ということは知らない人は多いんじゃないでしょうか?
この中に自分が今後行いたいものが1つでもあれば古物商は取得しましょう。
古物商が必要無いケース
- 自分のものを販売
- 無償でもらったものを販売
- 海外から購入した物を売る
- 自分が販売した物を相手から買い戻す
- 新品を仕入れて販売(リサイクルショップの未開封は新品には入らない)
こちらを行う場合は古物商は必要ありません。
古物商無許可の罰則
古物商を取らずに販売した場合、3年以下の懲役または100万円以下の罰金。
古物商を無許可で営業すると罰則は重いです。
この罰則を2万円で回避できるのなら取らない選択肢はないです。
古物商が必要なケースに記載してある事項を今後やっていく可能性があるのなら今のうちに古物商を取得しておきましょう。
古物商が取得できない人
禁固刑が終わって5年経過していない人
- 執行猶予中の人
- 18歳未満の人
- 公務員の人
- 破産者の人
- 営業所が無い人
犯罪をして捕まったり破産してしまった人以外は取得できるのでこの中で気にするポイントとしては公務員の人くらいですね。
以前はアパートの人が古物商を取得するのに管理者の許可が必要でしたが、こちらは廃止されていますので管理者の許可により取得を諦めた方はこの機会に取得してみてください。
古物商の取得手順
警察署に電話
冒頭にも説明しまたが、古物商は管轄の警察署によって違いますので必ず管轄の警察署に連絡して話をしながら進めていってください。
この時に聞いてほしい内容は必要な書類です。
必要な書類は市によって違いますので必ず確認が必要です。
役所を回って必要な書類を集める
住民票、身分証明書などが必要になります。
警察署が発行している書類が必要な書類がありますが
警察署名 古物商 必要書類
こちらで検索をかけると警察署が発行している書類が事前にダウンロードできます。
警察署に行って記載する時間を短縮したいなら事前にダウンロードしておきましょう。
わからない部分は空白にしておいても警察署に行けば教えてくれます。
事業所名を入力する部分がありますので開業当初の人は良く考えておきましょう。
一通りの書類が集まったら再度警察署へ連絡
この連絡の目的は申請日のアポイントです。
必要書類が集まったので警察署へ行き申請がしたいと伝えてください。
その申請日に僕が発行した警察署では面談が入りました。
古物商の目的は盗品、偽物を市場に流さないことなので面談では取得したい区分の盗品、偽物をどうやって判断するのかを聞かれます。
古物の13区分
- 美術品
- 衣類
- 時計、宝飾類
- 自動車
- 自動二輪及び原動付き自転車
- 自転車
- 写真機器類
- 事務機器類
- 機械工具類
- 道具類
- 皮革・ゴム製品類
- 書籍
- 金券類
やりそうなジャンルは全て取得しましょう。
僕が取得した地域では取っていない区分は扱えないので全て取得しました。
※地域によっては1つの区分を取得したら後は全て扱えるという地域もありますので区分がどういう扱いかは管轄の警察署に必ず確認を取ってください。
警察署の面談では取得したい区分の盗品、偽物をどうやって見破るのかを1つ1つ面談で聞かれました。
開業当初はわからないと思いますので事前にGoogleで調べて答えられるようにしましょう。
全て回答ができたら古物の区分は取得できます。
この時に回答が曖昧だと取得できない可能性もありますのでしっかりと事前準備をしておきましょう。
この面談をクリアしたら後は古物発行まで待って警察署へ行けば古物商が発行されます。
古物発行までの期間と費用
古物商発行までの期間は1ヵ月と警察からは伝えられましたが、僕は3週間くらいで発行ができました。
発行の連絡は携帯に電話があったので連絡を頂いて警察署に行き古物商の受け取り
発行するまでの費用は古物申請日に19000円
その他の役所の住民票などの書類が1000円ほどかかりましたので合計すると2万円前後です。
古物商プレートを格安で作成する方法
古物商を取得したら古物商のプレートの作成を警察からするように指示されます。
これは後に警察が事業所まで確認しにきますので早めに作成しましょう。
店舗を構えている看板屋でプレートを作成しようとすると1万円弱費用がかかってしまいますのでそれを格安で行う方法を伝えます。
安くメルカリで作成可能
この場合送料込みで1125円で作成ができます。
他にもネットで検索すると出てきますが、送料込みで1500円前後で作成が可能です。
古物商を取得してできること
- 中古品のせどり
- 出張買取
- 古物市場に参加できる
中古品のせどりだったり出張買取、古物市の参加も可能です。
古物市はリサイクルショップの仕入れ先になりますので普段では仕入れすることができない商品も仕入れたり販売したりすることができます。
出張買取を行いたい場合は古物区分は全て扱えるようにしておきましょう。
買取でこの商品買取できる?
と聞かれた時に『この区分は取得してないんです、、、。』という業者にまた頼みたいと思いますか?
最悪の機会損失になってしまいますので買取の場合は区分を全て扱えるようにしましょう。
まとめ
古物商の罰則、取得までの手順をこの記事では記載させて頂きました。
古物商を取得するということは自分で商いをしていくという意志になります。
コンサルをしている人が古物商を取得しました!!
とネットに投稿すると『今取ったんかい、、、。』という声が出てしまいますのでこれから物販で利益を出して行きたい方は必ず古物商を取得してください。
最後までご欄頂きありがとうございました。