定価34万円のスニーカーが、発売直後には100万円を超える価格で並ぶ。
2022年、そんなとんでもない商品が発売されました。Louis VuittonとNikeがコラボした「Air Force 1」です。
僕も実際に販売日に参加しました。結果から言えば買えませんでした。ただ、この経験から抽選せどりをメインの稼ぎ方にしない方がいい理由がかなり分かりました。
プレ値が付くスニーカーを当てれば、一撃で大きな利益になる。
これは事実です。
ただし、ここだけを見て「スニーカー抽選だけやっていれば稼げる」と考えるのは少し違います。
この記事では、2022年に僕が実際にLouis Vuitton × Nike Air Force 1の販売へ参加したときの画像を残しながら、当時の定価、販売方法、プレ値、そして今振り返って思うことまでまとめます。
抽選商品は当たれば大きいです。ただ、僕ならこれを事業の柱にはしません。抽選を狙いつつ、店舗せどりのような自分で利益商品を見つけられる方法も覚えます。
Louis Vuitton × Nike Air Force 1が2022年に発売
2022年に大きな話題になったのが、Louis VuittonとNikeによるAir Force 1です。
Nikeの定番スニーカーであるAir Force 1を、Louis Vuittonのメンズ・アーティスティック・ディレクターだったヴァージル・アブローが再構築したモデルです。
Air Force 1自体に人気があります。
そこにLouis Vuitton、さらにヴァージル・アブローという組み合わせです。
発売前から普通に買える商品ではないことは分かっていました。
世界的なラグジュアリーブランドとの公式コラボ。
スニーカー市場でも知名度が高く、コラボモデルにプレ値が付きやすいシリーズ。
ファッション・スニーカーの両方から注目されたデザイナーによる作品。
欲しい人全員が買える商品ではなく、発売直後から二次流通市場にも注目が集まりました。
こういった条件が重なる商品は、発売価格より中古市場価格が一気に高くなることがあります。
当時の僕も当然チェックしていました。
定価はローカット34万1,000円
スニーカーとして考えると、この時点ですでにかなり高額です。

日本で案内された販売価格は次の通りでした。
つまり当選・購入権を取れたとしても、最低でも30万円を超える資金が必要でした。
ここで元の記事では「借りてでも購入すれば確実に利益が出る」と書いていました。
今なら僕は、これはおすすめしません。
発売直後に100万円以上で出品されていても、その価格で売れる保証はありません。相場下落、販売手数料、送料などもあるため、借金してまで「絶対上がる」と決めつけて買う考え方は危険です。
限定商品だから必ず上がる。
人気ブランドだから絶対に利益が出る。
せどりをやるなら、この考え方は捨てた方がいいです。
僕が実際に参加した販売画面
僕も2022年の販売時にLouis Vuitton公式サイトから参加しました。

当時の画面には「Next Refresh」という表示があり、僕が参加していた画面では60秒ごとに更新される状態でした。
購入できる状態になった場合は、そのまま決済へ進む流れです。
ただ、これがなかなか進まない。
高額商品とはいえ世界中から狙われている商品です。
画面を見ながら、
「これ買えたらデカいな……」
と思って待っていました。
そして結果がこちらです。
買えませんでした。
これが抽選系商品の現実でもあります。
商品知識があるから当たるわけでもありません。
せどり歴が長いから有利になるわけでもない。
参加条件を満たしたら、最後はかなり運に左右されます。
当時のStockXでは100万円を超える価格も出ていた
販売終了後、僕が確認したのがStockXです。
発売直後だったこともあり、定価とは大きく離れた価格で商品が並んでいました。
モデルやサイズによっては、定価との差額だけを見れば100万円以上になる水準です。
30万円台で購入した商品が100万円を大きく超える。
こういう数字を見ると、抽選せどりがものすごく簡単に見えます。
ただし、ここで絶対に間違えてはいけないことがあります。
StockXに150万円で出ているから利益100万円
出品価格だけを見て、その金額がそのまま利益になると考える。
実際に売れる価格から全部の費用を引く
成約相場、販売手数料、送料などを確認してから利益を判断する。
出品されている金額と、実際に売れた金額は別物です。
せどりをやるなら見るべきなのは「いくらで出ているか」だけではありません。
×
手数料・送料を考慮
×
仕入れ価格を差し引く
= 本当に残る利益
「何足出回ったか」より見るべきものがある
当時はSNSやコミュニティで、
- 世界で何足しかない
- 日本には何足しか入ってこない
- このサイズは数十足しかない
といった情報が大量に流れていました。
元の記事でも「9カラー合計2000足」「日本では1200足以下」「日本人に合うサイズは30足程度」と書いていました。
ただ、今調べ直すと、この数字を公式情報として確認できません。
一方でLouis Vuittonが公式に案内していたのは、一般販売されるモデルが9種類で、在庫が非常に限られているため購入は1人1足までという内容です。
限定数の噂だけで仕入れ判断はしません。「欲しい人がどれだけいるか」「実際にいくらで売れているか」「定価との差額が手数料を引いても残るか」を見ます。
「世界○○足限定」という言葉は強いです。
でも限定だから高くなるのではありません。
欲しい人の数に対して商品が少ないから価格が上がります。
ここを理解しておかないと、「限定品だから」という理由だけで売れない商品を仕入れることになります。
抽選せどりは副業としては面白い
僕は抽選自体を否定しているわけではありません。
むしろ無料で応募できる抽選で、大きな利益が狙える商品なら参加していいと思っています。
年間を通していろいろな抽選へ参加し、その中の1つが大きくプレ値になればかなり大きい。
応募自体に仕入れ費用がかからないケースが多く、当選してから購入判断できる商品もあります。
人気コラボでは、1商品で通常のせどり数十商品分の利益になる可能性があります。
利益商品を見つける能力とは関係なく、当選するかどうかを自分でコントロールできません。
Louis Vuitton × Nikeのような高額商品では、当選後に数十万円の購入資金が必要です。
副業として「当たったらラッキー」でやるなら面白い。
でも僕は、これ一本で生活しようとは思いません。
僕が抽選せどりをメイン事業にしない理由
これは元の記事を書いた2022年の時点でも感じていたことですが、今の方がさらに強く思います。
抽選だけをやっていても、自分で利益を作る能力がほとんど増えません。
Louis Vuitton × Nikeで考えると分かりやすいです。
僕がどれだけ相場を調べても、どれだけスニーカーに詳しくなっても、今回の購入権を取れる確率を自由に上げられるわけではありません。
再現性を作りにくい
今月当たったからといって、来月も同じ利益を出せるとは限りません。
自分で仕入れ量を増やせない
利益を増やしたくても、抽選結果そのものは自分でコントロールできません。
仕入れスキルが残りにくい
相場判断の勉強にはなりますが、店へ行って利益商品を探す力とは別物です。
ここが店舗せどりとの大きな違いです。
店舗せどりなら最初は全然見つからなくても、
- どの店を見るか
- どの売り場を見るか
- 値札のどこを見るか
- どんな商品を検索するか
- いくらなら仕入れるか
- どこで売るか
という判断が少しずつ身についてきます。
昨日より今日、今日より来月の方が利益商品を見つけやすくなる。
僕が副業でせどりを始める人なら、こっちを軸にします。
抽選商品と店舗せどりは組み合わせればいい
何か一つに絞らないといけないわけではありません。
僕ならこうします。
→
→
これなら抽選に外れても収入がゼロになるわけではありません。
普段は自分の力で商品を探す。
そこへLouis Vuitton × Nikeのような大型案件が出てきたら参加する。
抽選を本業にするのではなく、普段のせどりに抽選というボーナスを足す。
僕はこの形の方が現実的だと思っています。
プレ値商品を見つけたときの判断基準
今後また大きなコラボ商品が出てきたとき、「プレ値になるらしい」という情報だけで動くのではなく、最低限ここまでは確認してください。
- 販売価格はいくらか
- 実際の成約相場はいくらか
- 販売手数料と送料はいくらか
- 流通量に対して需要が本当に強いか
- 相場が落ちても耐えられる仕入れ額か
- 売れなかった場合に資金が止まっても問題ないか
特に高額商品では最後が重要です。
40万円の商品を仕入れて50万円で売れるなら10万円利益。
数字だけ見れば魅力的です。
でも売れるまで2か月かかれば、その間40万円が使えません。
せどりでは利益率だけではなく、資金が何日で戻ってくるのかまで見た方がいいです。
特に資金が少ない段階では、利益10万円の商品1個より、利益5,000円の商品を短期間で何度も回した方が資金を増やしやすい場合があります。
まとめ|抽選は狙う。でも運任せにはしない
Louis Vuitton × Nike Air Force 1は、僕がこれまで見てきた抽選商品の中でもかなり強烈な商品でした。
30万円台から40万円台という高額な定価にもかかわらず、発売直後の二次流通市場ではそれを大きく上回る価格が付いていました。
もし買えて高値で売却できていれば、大きな利益になった可能性があります。
でも僕は買えませんでした。
これが答えでもあります。
- Louis Vuitton × Nike Air Force 1は2022年に一般販売された
- 日本価格はロー341,000円、ミッド425,700円
- 発売直後はStockXなどで大きなプレ値が付いていた
- ただし出品価格と実際の利益は別物
- 高額商品の購入に無理な借入はしない
- 抽選は大きな利益を狙えるが再現性は低い
- 普段のせどりを軸にして抽選を追加する方が安定する
抽選で100万円を狙うのも面白いです。
ただ、僕ならその100万円が当たるのを待つより、まず自分で5,000円、1万円の利益商品を見つけられる力を身につけます。
その力は抽選に外れてもなくなりません。
そして、それがせどりを「運」ではなく「自分で利益を作れる副業」に変えてくれます。
自分で利益商品を見つける方法を学ぶ
抽選の結果を待つだけではなく、店舗へ行って自分で商品を探し、仕入れ判断ができるようになりたい方向けに、僕が実践してきた店舗せどりの始め方をまとめています。
参考にした情報
※販売価格・相場・販売方法は2022年当時の情報です。二次流通価格は常に変動するため、実際に仕入れる場合は最新の成約相場を確認してください。







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