トミーです。
せどりや出張買取では、商品を安く仕入れて、それより高く売るのが基本です。
ただ、全員が同じ商品を探し、同じ販売先へ出品し、同じように値下げを始めたら、残る利益も普通の範囲に収まります。
だから僕は、商品を仕入れるときに、単純な転売以外の出口がないかを考えるようにしていました。
買った商品は、本当に一度売ることだけでしか利益を生まないのか。
今回紹介するのは、ジモティーで安い中古車を探し、当時存在していた個人間カーシェアサービスを利用して、貸し出しによる収益化を考えた事例です。
この記事で伝えたいのは、今から同じサービスへ登録して車を貸そうという話ではありません。
仕入れる前に出口を複数考えること、表面上の利益ではなく、最終的に残る金額まで計算することです。
この記事を読む前に
元記事で紹介していたAnycaは、2024年12月31日にサービスを終了しています。
そのため、現在も利用できるサービスとしては紹介しません。当時の画像と計算例は残しながら、現在でもせどりや物販に応用できる出口戦略として内容を更新しています。
この記事で伝えたいこと
- 仕入れ商品は売却以外の出口も考えられる
- 安く買えたことと利益が出ることは別問題
- 仕入れ値だけでなく維持費や手間まで計算する
- 車の有料貸出は法律・保険・許認可の確認が必要
- 初心者ほど仕入れる前に販売先を決めておく
ジモティーは地元の商品を探せる仕入れ先
ジモティーは、地域を指定して商品やサービスを探せる地元密着型の掲示板サービスです。

メルカリやヤフオクと大きく違うのは、近くの相手と直接受け渡しできる商品が多いことです。
通常のネット販売では、商品が大きくなるほど送料が高くなります。家具、家電、自転車、工具、店舗用品などは、商品そのものに価値があっても、送料のせいで利益を作りにくくなります。
しかし、地元で直接受け渡しできれば、送料の問題を減らせます。
出品者側も、大型商品を自分で梱包して発送するのが面倒だったり、引っ越しまでに早く処分したかったりするため、相場より安い価格で掲載されることがあります。
ジモティーを物販で使うメリット
- 近場の商品を直接引き取りできる
- 送料が高い大型商品を探しやすい
- 処分を急いでいる出品者から安く買える場合がある
- 無料で譲られている商品から利益商品を探せる
- 事務所や倉庫の近くで作業スタッフを募集できる
- 古物商許可を取得していれば買取相談へつながる可能性がある
ただし、安く掲載されている商品がすべて利益商品になるわけではありません。
壊れている、部品が不足している、運び出しに人手が必要、再販売まで長期間保管しなければいけない。このような商品を勢いだけで引き取ると、仕入れではなく処分費用を抱えることになります。
無料や激安という言葉ではなく、受け取った後にどう現金化するかで判断することが重要です。
ジモティーでは中古車の売買も行われている

ジモティーには家具や家電だけではなく、中古車も掲載されています。
中古車は送料をかけて発送する商品ではないため、地元で直接確認して取引できる仕組みと相性があります。
一方で、一般的な商品より確認事項が圧倒的に多いジャンルです。
中古車を確認するときの主な項目
- 車検がいつまで残っているか
- 走行距離と年式に不自然な点がないか
- エンジンやミッションに異音や不具合がないか
- 警告灯が点灯していないか
- エアコンや電装品が正常に動くか
- 修復歴や事故歴があるか
- タイヤやバッテリーの交換が必要か
- 自動車税やリサイクル料金を誰が負担するか
- 名義変更に必要な書類が揃っているか
- 購入後に駐車する場所を確保できるか
普通の商品なら、状態確認を失敗しても数千円の損失で済むことがあります。
車の場合は、購入価格が安くても、修理や車検で数万円から数十万円かかる可能性があります。名義変更や保険の問題もあるため、3万5,000円で買えるから安いと即決してはいけません。
当時見つけた3万5,000円のバモス

元の記事を書いた当時、ジモティーで3万5,000円のバモスを見つけました。
車が3万5,000円と聞けば、かなり安く感じます。状態に問題がなく、必要な書類も揃い、再販売先が決まっているなら、利益商品になる可能性はあります。
ただ、僕がこの記事で考えたのは、買ってすぐに売る方法だけではありませんでした。
一度売って差額を得るのではなく、必要な人へ何度か貸し出せれば、同じ商品から繰り返し収益を作れるのではないか。
この発想から、当時利用されていたAnycaという個人間カーシェアサービスに目を向けました。
仕入れで大切な視点
商品を見た瞬間に、メルカリでいくらで売れるかだけを考えるのではありません。
販売、業者卸、まとめ売り、部品取り、修理後の販売、レンタルなど、どの出口なら価値を最も高くできるかを考える。
この出口の多さが、仕入れ判断の強さにつながります。
Anycaは個人間カーシェアのサービスだった

Anycaは、車を使っていない時間にシェアしたいオーナーと、車を使いたいドライバーをつなぐサービスでした。
当時は、一般的なレンタカー会社では借りにくい車種や、個性的な車を個人間でシェアできる点が注目されていました。
元記事では会員登録や月額基本料が無料と紹介し、仕入れた車を貸し出す出口として取り上げています。
しかし、Anycaは2024年12月31日でサービスを終了しました。現在は新規登録も貸し出しもできません。
古い物販記事を放置する危険性
仕入れ先、販売先、アプリ、手数料、配送方法、規約は変わります。
公開当時は使えた方法でも、数年後にはサービス自体が終了していることがあります。読者へ具体的な手法を伝える記事ほど、定期的な情報更新が必要です。
それでも、当時の記事に価値がなくなったわけではありません。
使っていたサービスは終了しても、一つの商品に対して複数の出口を考えるという物販の考え方は、現在も変わらず使えます。
表面上は5回貸せば仕入れ値を回収できる

当時確認した画面では、バモスが24時間7,000円で掲載されていました。
7,000円 × 5回
売上 3万5,000円
3万5,000円で車を購入し、1回7,000円で5回貸せば、売上だけなら仕入れ値と同じ3万5,000円になります。
ここだけを見ると、5回貸せば仕入れ値を回収でき、その後はすべて利益になるように感じます。
しかし、これは物販初心者がやりがちな計算です。
売上から仕入れ値だけを引いた数字は、最終利益ではありません。
見落とした場合の問題
取得時点で手続きと費用が発生する
購入価格を超える修理費になる可能性がある
所有しているだけで固定費が発生する
貸し出し方によって必要な補償が変わる
貸し出せない月も費用がかかる
売上のたびに時間と作業が発生する
一度のトラブルで利益が消える可能性がある
さらに、5回すぐに借り手が見つかる保証はありません。
1回貸した後に故障する可能性もあれば、借り手が見つからないまま車検を迎える可能性もあります。返却後の清掃、傷の確認、連絡、受け渡しに使う時間も無料ではありません。
つまり、本当に見るべきなのは、1回7,000円という金額ではなく、次の式です。
最終利益
売上 − 仕入れ − 維持費 − 手数料 − 修理費 − 作業時間
これは車だけの話ではありません。
メルカリで販売するときも、販売価格から仕入れ値だけを引いて利益だと考えると、送料、販売手数料、梱包資材、値下げ、返品対応で想定より利益が残りません。
車を有料で貸すなら法律と保険を先に確認する
車を貸して収益を得る方法は、普通の商品を貸す話より慎重に考える必要があります。
個人間カーシェアには、車両の維持費を利用者同士で分担する共同使用の考え方があります。一方で、利益を目的に車を仕入れ、継続的に有料で貸し出す場合は、単なる共同使用ではなく、レンタカー事業に該当する可能性があります。
レンタカー型のカーシェアリングでは、自家用自動車の有償貸渡しに関する許可や、車両の管理、保険、貸渡し方法などの確認が必要です。
車を買って無許可で貸し出さない
利益が出そうという理由だけで、個人判断による有料貸出を始めるのは危険です。
実際に事業化する場合は、管轄の運輸支局、行政書士、保険会社などへ事前に確認してください。個人用の自動車保険が、有料貸出中の事故まで同じ条件で補償するとは限りません。
古い記事に書かれている数字だけを見て、同じことを始めてはいけません。
商品を仕入れる前に販売先の規約を確認する。扱う商品に許可が必要なら取得する。事故や返品が起きたときの損失まで考える。
この慎重さがあるから、長く物販を続けられます。
この事例から学べるのは出口から逆算する考え方
Anycaが終了した現在、3万5,000円の車を仕入れて同じサービスで貸し出す方法は使えません。
では、この事例はもう役に立たないのかというと、そうではありません。
物販で一番大切な部分は、アプリの名前ではなく、仕入れ前の考え方にあります。
誰が必要としている商品か考える
安いという理由ではなく、買う人や使う人がいるかを確認します。
販売先を複数持つ
フリマアプリ、オークション、業者買取、店舗、海外、部品取りなどの出口を考えます。
現金化までの期間を読む
高く売れても、半年売れなければ資金が止まります。売値と回転率を一緒に見ます。
すべての経費を引く
送料、手数料、修理、保管、移動、人件費まで引いて利益を計算します。
最悪の場合の出口を決める
予定価格で売れない場合に、値下げ、業者売却、部品販売でいくら回収できるかを考えます。
この順番で考えると、仕入れた後に売り方を探す失敗が減ります。
初心者ほど、店舗やアプリで安い商品を見つけた瞬間に仕入れたくなります。しかし、利益は仕入れた瞬間には確定していません。
現金が戻ってきて、すべての経費を引き、手元にお金が残ったときに初めて利益になります。
高利益より先に売り切れる仕入れを覚える
せどりを始めたばかりの頃は、1商品で何万円も稼げる商品ばかり探してしまいます。
もちろん、高利益の商品を見つけられれば嬉しいです。ただし、高く売れる商品ほど仕入れ額が大きかったり、状態確認が難しかったり、売れるまで時間がかかったりします。
利益額だけを追うと、在庫は増えているのに現金が減り続けることがあります。
危険な仕入れ
- 安いから買う
- 出品すればいつか売れると思う
- 希望価格だけで利益を計算する
- 売れない場合の処分方法がない
利益が残る仕入れ
- 売れた履歴を確認してから買う
- 販売先と想定購入者が決まっている
- 経費を引いた金額で判断する
- 売れない場合の別の出口がある
最初は大きく稼ぐことより、仕入れた商品を予定どおり売り切る経験の方が大切です。
1,000円の利益でも、なぜ売れたのかを説明できれば、同じ判断を次の仕入れに使えます。反対に、偶然1万円儲かっても、仕入れ理由を説明できなければ再現できません。
仕入れる前に確認する7つの質問
- この商品は誰が買うのか購入者の用途や悩みを具体的に考える。
- 実際に売れた履歴はあるか出品価格ではなく、売り切れた価格を見る。
- どこで売るのが一番早いか最高値だけではなく現金化までの日数も比べる。
- すべての経費を引いていくら残るか送料、手数料、交通費、資材、修理費を入れる。
- 状態を正確に確認できるか動作確認できない商品は故障リスクを利益から引く。
- 売れなかった場合の出口はあるか業者買取、値下げ、まとめ売りなどを考えておく。
- 法律や販売先の規約に問題はないか許可が必要な商品や禁止商品を仕入れない。
この7つに答えられない商品は、安く見えても一度立ち止まった方がいいです。
仕入れを見送ることは、利益を逃すことではありません。赤字になる可能性が高い商品に資金と時間を使わず、次のチャンスへ残す判断です。
せどりは商品探しより判断基準が重要
せどりというと、利益商品を教えてもらい、その商品だけを店舗へ探しに行くイメージを持つ人がいます。
しかし、紹介された商品だけを追いかけても、同じ商品が自分の地域にあるとは限りません。価格も在庫も変わります。
本当に身につけたいのは、商品名の暗記ではありません。
なぜ安くなっているのか。誰が欲しがるのか。どこで売るのか。いくら残るのか。
この判断ができるようになれば、店舗が変わっても、商品ジャンルが変わっても、自分で利益商品を探せるようになります。
店舗へ行っても何を見ればいいか分からない方へ
せどりの判断基準を0から学ぶ
せどり教材では、仕入れの準備、店舗の探し方、利益商品の見つけ方、販売先、メルカリへの出品まで、初心者が最初の1商品を販売するための流れをまとめています。
教材の内容、購入者特典、価格はLPで確認できます。
まとめ
元記事では、ジモティーで3万5,000円の車を探し、当時のAnycaで1回7,000円で貸し出せば、5回で仕入れ値分の売上になるという考え方を紹介しました。
現在、Anycaは終了しているため、同じ方法をそのまま実践することはできません。
また、利益目的で車を繰り返し有料貸出するなら、許認可、保険、車両管理、事故対応まで確認する必要があります。3万5,000円で買って5回貸せば元が取れるほど単純ではありません。
それでも、この事例から学べることはあります。
- 仕入れた商品は売却以外の出口も考える
- サービスや販売先が現在も使えるか確認する
- 仕入れ値ではなく総経費を引いて判断する
- 法律や規約を確認してから事業化する
- 仕入れる前に現金化までの流れを決める
普通のことをしていても普通の利益しか生まれない、という考え方は間違っていません。
ただし、変わったことをすれば稼げるわけでもありません。
人と違う出口を考え、数字を現実的に計算し、法律と規約を守ったうえで実行する。
そこまで考えて初めて、アイデアが利益へ変わります。
完全初心者向け実践教材
0から始める店舗せどり完全攻略
店に行っても何を見ればいいか分からない状態から、仕入れ、利益計算、販売までを順番に進められる内容です。利益商品の答えだけではなく、自分で判断するための考え方を学びたい方は、教材の詳細を確認してみてください。
- せどりで利益が出る仕組み
- 店舗探しと仕入れ判断の基本
- 実際に仕入れた利益商品の事例
- メルカリ出品と販売までの流れ
売上や利益を保証する教材ではありません。内容を確認したうえでご検討ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



コメント