店舗を持たずに出張買取をしている場合、Google ビジネス プロフィールには店舗住所の代わりにサービス提供地域を設定します。
ただ、設定画面を開くと「対応できる地域を全部入れた方がいいのか」「自宅住所は本当に表示されないのか」「地域を広げれば検索順位も上がるのか」と迷う人も多いと思います。
結論から言うと、サービス提供地域は広く見せるための欄ではありません。お客さんの場所へ実際に出張できる範囲を、具体的かつ正確に伝えるための設定です。
この記事では、出張買取業者が住所を非表示にし、サービス提供地域を正しく設定する方法を、名古屋を例にしながら順番に解説します。
サービス提供地域とは何か
サービス提供地域とは、店舗へ来てもらうのではなく、お客さんのいる場所へ訪問してサービスを行う事業者が、対応可能な地域をプロフィールへ掲載するための項目です。
Googleの公式案内では、市区町村や郵便番号などで指定でき、最大20か所まで登録できます。また、対象地域全体の境界は、原則として事業拠点から車でおおむね2時間以内に収めるよう案内されています。
最大20か所は、20か所すべて入れるという意味ではない
最大20か所という数字を見ると、上限まで登録した方が有利に感じるかもしれません。しかし、20か所は登録できる上限であって、埋めるべき目標ではありません。
たとえば一人で出張買取をしているのに、毎回片道2時間かかる地域まで登録すると、査定額が低い案件では移動費と時間が利益を圧迫します。設定上は対応地域でも、依頼が入るたびに断っていれば、お客さんにも良い印象を与えません。
その地域へ行けるかだけでなく、移動時間、交通費、スタッフ数、1日の予約件数、よく入る買取品目まで考えて、継続して対応できる範囲に絞りましょう。
出張買取は住所を非表示にする
自宅や事務所を拠点にしていても、その住所でお客さんを受け入れて査定していないなら、非店舗型ビジネスとして住所を非表示にします。
住所を非表示にしても、Googleへ正確な拠点住所を伝える必要がなくなるわけではありません。Googleが事業の所在地を確認するための住所と、一般のお客さんへ公開する住所は分けて考えてください。
自宅や倉庫から出発し、お客さんの家で査定する出張買取。プロフィールにはサービス提供地域を掲載します。
営業時間中にスタッフが常駐し、看板のある店舗でお客さんの持ち込み査定にも対応する場合です。
通常は出張だけなのに、住所を表示するために「予約時のみ来店可能」と見せるのはおすすめできません。実際の営業形態に合わせ、拠点で接客しないなら住所を非表示にします。
Google ビジネス プロフィールで住所を非表示にする手順
編集するGoogleアカウントへログインした状態で、自分のビジネス プロフィールを表示します。画面の名称や配置は、端末やGoogle側の更新によって変わる場合があります。
Google検索またはGoogle マップで自分のプロフィールを表示し、「プロフィールを編集」を選びます。
ビジネス情報の中から「所在地」を開き、「ビジネス所在地」の横にある編集アイコンを選びます。
「ユーザーにビジネスの住所を表示する」をオフにして保存します。住所そのものを架空の場所へ変える操作ではありません。
保存後、ログアウトしたブラウザや別の端末からプロフィールを開き、自宅の番地や地図上の正確な位置が公開されていないか確認します。
住所を非表示にすると、プロフィールにはサービス提供地域が表示されます。地域を登録していない場合は自動で選択されることもあるため、意図した範囲になっているか自分で確認しましょう。
サービス提供地域を追加・変更する手順
住所の設定と同じく、管理するGoogleアカウントでプロフィールを開いて操作します。
変更内容はすぐに反映される場合もありますが、Googleの審査によって時間がかかることもあります。保存を何度も繰り返さず、編集ステータスも確認してください。
出張買取のサービス提供地域を決める5つの基準
対応地域は、地図を見ながら何となく選ぶのではなく、実際の営業と利益に合わせて決めます。僕なら次の順番で整理します。
まずは自宅や事務所など、日常的に出発する拠点がある市区町村を中心にします。遠い地域から考えるのではなく、近くて動きやすい地域から固めます。
通常案件なら片道何分まで、高単価が見込める案件ならどこまで行くかを決めます。混雑する時間帯や高速料金も含めて考えます。
過去の電話、LINE、成約履歴を地域別に見ます。問い合わせが多く、成約率や粗利益も高い地域は優先する価値があります。
最初から広範囲へ広げず、中心地域と隣接する市区町村から追加します。実際の依頼数と移動負担を見て、対応範囲を調整します。
Google ビジネス プロフィールだけ地域を増やさず、ホームページの対応地域、料金、出張条件もそろえます。お客さんが見比べても矛盾しない状態にします。
名古屋を拠点にする場合の考え方
たとえば名古屋市を拠点に一人で出張買取を始める場合、最初から愛知県全域を対象にするより、日常的に無理なく回れる範囲から始めた方が運用しやすくなります。
拠点があり、すぐに動きやすい中心地域。
実際の移動時間と問い合わせ実績を見て追加。
高単価品や複数点など、採算が合う条件を決める。
これは登録地域を固定する例ではありません。スタッフ数、得意な買取品目、車両、交通事情によって適切な範囲は変わります。自分の事業で継続して対応できるかを基準にしてください。
サービス提供地域は初期設定の一つです。キーワード選定、競合分析、口コミ、写真、投稿、ホームページ連携まで含めた30日間の進め方は、MEO完全攻略ロードマップにまとめています。
サービス提供地域を広げすぎると起きる問題
見込み客を増やしたいからといって、サービス提供地域を広げれば良いとは限りません。範囲を広げすぎると、集客以前に事業の運営が不安定になります。
サービス提供地域と検索順位の関係
サービス提供地域へ市区町村を追加すれば、その地域の検索で必ず上位表示されるわけではありません。
Googleのローカル検索結果は、検索内容との関連性、検索した人との距離、ビジネスの知名度など複数の要素によって決まります。対応地域を増やすことと、各地域で順位が上がることは同じではありません。
同じ拠点とスタッフで運営しているのに、「名古屋店」「春日井店」「一宮店」のような実在しないプロフィールを作ってはいけません。Googleは、原則として1つの事業に1つのプロフィールを作成するよう案内しています。
設定後に確認すること
サービス提供地域を保存したら終わりではありません。公開されたプロフィールと実際の営業内容が一致しているか確認します。
サービス提供地域でよくある質問
MEOを登録から運用まで自分で進めたい方へ
サービス提供地域を正しく設定しても、それだけで問い合わせが増えるわけではありません。その後に、キーワード選定、競合分析、基本情報、口コミ、写真、投稿、ホームページ連携、数字の確認を続ける必要があります。
僕が作成した「MEO完全攻略ロードマップ」では、初心者が登録から運用まで迷わず進められるように、必要な作業を全18章へまとめています。
まとめ|対応できる地域を正確に設定する
店舗を持たない出張買取業者は、拠点住所を一般のお客さんへ表示せず、代わりに実際に訪問できるサービス提供地域を設定します。
サービス提供地域は最大20か所まで登録できますが、上限まで埋める必要はありません。事業拠点を中心に、移動時間、交通費、問い合わせ実績、成約率、スタッフ数を見ながら、継続して対応できる範囲に絞ることが大切です。
地域を広げることだけで上位表示を狙うのではなく、基本情報、買取品目、写真、口コミ、投稿、ホームページまで一貫して整え、お客さんが安心して問い合わせできるプロフィールへ育てていきましょう。


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